相続とか色々

相続とか、色々やらなければいけないことがあって、すごくストレスがかかっている

 

相続は辛い。

今まで自分としてはたしかに父母に大変お世話になった。

けれど、父母は基本はわたしの兄弟を頼りにしていて、私は私大4年分を出していただいた以外は、大きな出費をお願いしたことはなかった。私大4年分でも十分お世話になっているし、もちろんご飯を作っていただいたり、習い事をいかつかさせていただいたり、親にはお世話になったと思う。

 

でも、兄弟は、20年以上私立学校に行き、いろんなお金も払い、手もかかったし、父母と同じ名門学校に通っていたので父母の注目はそちらに行っていた。私はいつも、家庭の中のホームレスのつもりであって、子供の頃は、家には居場所がないという話を常にしていた。

だから、私はそもそも実家の相続にあたっても、兄弟に全てを渡すつもりでいた。

 

だけど、兄弟は早くに亡くなってしまって、とうとう自分が相続人になる日が来て、とても混乱している。

私がもらうというのはそぐわないことだと思っているので、

できたら母が生きている間にぜんぶ使い切ってもらって、私には何も残らない状況であったほうがよほどよいと思っているし、

実家に何か残るとするならば福祉施設にでも使ってほしいと思っていたりもするのだが

多少でもお金は残った方が良いのだと多くの皆は言う。

でも、兄弟がなき今、親から何かもらうというのが大変心苦しくて、なんとなくこう自分が死んだ方がいいんじゃないかくらいに思うくらい辛い。

 

わたしはお金は、大好きである。

お金に色や名前はない。

自分が稼ぐお金は、自立と強さの象徴であって、稼ぐ力は私の自由の大きさだ。

たとえそれがささやかなものであったとしても、わたしが自分の力で稼いで自立できているということに喜びや意味があるのであって、投資だって自分が運用しているからこそ増えれば嬉しいのである。

貧乏は辛い。学生時代の貧乏なんて買ってでもしろと今でこそ思うけれど、月10万円しか収入がない時もあって、携帯を滞納したり、毎日餃子であったり、本当に色々あった。

でも、自分の力で家賃を払って、自分の力で好きなものを買ったとき、本当に自分が自由だと思って夜、1人でぼうっとしていてほんとうに幸せだと思った。

 

だけど、親からもらうお金というのは、心苦しいものである。いつも申し訳なく、無駄にならないか逡巡している。

自分の子供には、そんな申し訳ないお金を渡したくないので、今から欲しいものは欲しいというように、もらったら喜んで良いと伝えているけれど、わたしはそのように生きていないため、親からお金をもらうことは辛く申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまう。

 

もしかしたら、相続を受けないことがかえって復讐のようになってしまうかもしれず、それは誰も得をしないから嫌だなと思うけど

こうなってどうしたらよいか、わからないことの方が多いのである。